歴史的傑作は外せない『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

  • 2017.09.18 Monday
  • 20:00

JUGEMテーマ:映画

原題 Back to the Future

製作 アメリカ(1985)

監督 ロバート・ゼメキス

出演 マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、リー・トンプソンetc

★★★★★

 

1985年のアメリカ。ヒルバレーに暮らす高校生のマーティ(マイケル・J・フォックス)は、自分のギターの腕を認めてもらえなかったり彼女とのデートに使う予定だった車がおしゃかになってしまったりとちょっぴりツイてない。そんな中、親友の科学者であるドクター・エメット・ブラウン(クリストファー・ロイド)=通称ドクから連絡を受けて駆けつけるマーティ。彼が目にしたのは、ドクがスポーツタイプの乗用車であるデロリアンDMC-12を改造して作ったと言うタイムマシンであり、マーティはタイムマシン実験を手伝うことに。しかしその途中、デロリアンの燃料となるプルトニウムをドクに騙し取られたとして怒ったリビアの過激派が乱入し、ドクは射殺されてしまう。自身も命を狙われたマーティは咄嗟にデロリアンに飛び乗り、カーチェイスの末、タイムマシンを不本意に作動させてしまって30年前の1955年にタイムスリップしてしまう。燃料のプルトニウムがカラになってしまい、マーティは未来に帰るために55年のドクに助けを求めようとする。ところがここで別の問題も発生。55年はマーティの両親のロレイン(リー・トンプソン)とジョージ(クリスピン・グローヴァー)が出会う年でもあった。ひょんなことから、マーティは両親の出会いのきっかけを邪魔してしまい、ロレインがマーティに恋をしてしまう…。

 

まさかこのシリーズを観たことない人はいないよね?ってくらい、俺ごときが紹介するまでもない、タイムトラベルを題材としたSFの超・名作。「デロリアン」と呼ばれる車型のタイムマシーンを使って30年前へとタイムスリップした青年が、未来へ戻ろうと躍起になる過程で、ちょっとしたことから両親の出会い邪魔してしまい、自分の存在を含む未来が失われるのを防ぐため両親をくっつけることに奮闘するというのがだいたいのあらすじ。USJにも本作のアトラクションがずっとあったけど、ミニオンの新エリア完成にあたって廃止となってしまったのが記憶に新しい。そうか、これからの世代はあのアトラクションを知らずに育っていくのか…。

 

ストーリー、キャラクター、視覚効果、音楽。映画に求められるありとあらゆる分野において満点としか言いようがないのが本作、と言うか本シリーズ。何が良いかって、タイムトラベルをテーマとしたSF作品でありながら、ガチガチなSFの雰囲気に仕上がってるわけでもなく誰でも親しみやすい作風になってることだ(特に1作目)。何気ない日常にちょっとしたSF要素を取り込んだそのスタイルは、日本人なら誰もが知っている『ドラえもん』に近い。「デロリアン」の造形も、ハイテクピカピカマシーンではないのがミソ。どこにでもありそうな車をベースに、車内や後部のむき出しになった機器類を見ると、ドクがガラクタなどを集めてあれこれ考えて作った様が思い浮かんで面白い。無闇に人が死ぬわけでもなく、随所に笑いの要素を挿入して、先の展開が無性に気になるワクドキな物語。普段映画を観ない人や子供と映画を楽しみたいと思ってる人にはうってつけの映画だと思う。

 

本シリーズで抑えておきたいポイントが、「各作品のリンク性(伏線)」「デジャブ現象」「1人複数役(老けメイク含む)」の3つだ。いずれの演出も本当に秀逸で、よく考えられてるなあと観ていてただただ感心・感動するのみ。シリーズは全部で3作あるが、それぞれの作品に大なり小なりの伏線が用意されていて、それらが絶妙に活きている「各作品があっての各作品」という立ち居地を確立し、シリーズを観終わった後も何回でも見直したくなるように仕上がっているのだ。

主演のマイケル・J・フォックスを含め、キャスト陣たちはいずれもハマリ役ばかり。みんなキャラが個性的で観ていて楽しいのはもちろんだし、印象にもよく残りやすい。1番キャラが立ってるのは、やっぱクリストファー・ロイド演じるドクだろうな。科学の話になると、緊急時でも目をキラキラさせて興奮してしまう姿が観ていて滑稽。彼が語るタイムトラベルの持論は、本当か嘘か素人には分からないけど妙に説得力があるのよね。マーティの母親のロレイン役には、『ジョーズ3』や『ハワードザダック』のリー・トンプソンが起用されている。誰がなんと言おうと、とにかくキュート。異論は認めん 笑

 

健全な男子なら、本作を観て誰もがマイケル・J・フォックス演じるマーティに憧れるんじゃないだろうか。個人的にはすっげーイケメだと思うし、動作がいちいちかっこいい。子供ながらに、街中を走る車にしがみついてスケボーを滑らせる姿や、ノリノリでギターを演奏しながら名曲『ジョニー・B・グッド』を熱唱(55年でマーティがこの曲を例の黒人ギタリストの代わりに演奏するという演出にも、実は現実世界に通ずるオツなネタが仕込まれている。詳しくは実際に観て、分からなければ調べてみて)する姿には目を輝かせてたもんだ。かっこいいとこばかりじゃなく、短気だったりちょっぴりドジだったりするところが、より親しみやすいキャラになっている。

 

 

万人が楽しむことができるSF界の傑作。この映画シリーズは是が非でも観てほしい。次世代の子供たちにももっと広まってほしいな。

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