DVP(ダニー・グローバーVSプレデター)『プレデター2』

  • 2016.10.17 Monday
  • 22:18

JUGEMテーマ:映画

原題 Predator2

製作 1990(アメリカ)

監督 スティーブン・ホプキンス

出演 ダニー・グローバー、ゲイリー・ビジー、ビル・パクストンetc

★★★★☆

 

前作のジャングルとはうって変わって、今回はあらゆる人間が行き交う都会がプレデターの狩場となる。

 

1997年の近未来のロサンゼルス。街中でコロンビアの麻薬シンジゲートとロス警察らの激しい銃撃戦が勃発。そこに駆けつけたハリガン警部補(ダニー・グローバー)は、建物の中で無残に殺されたコロンビア人らの惨殺死体を発見する。後日、コロンビアの麻薬王がジャマイカ人らによって殺害されるが、彼らもまた、何者かに惨殺された。ハリガンは事件の真相を突き止めようとするが、麻薬取締局を名乗るキース(ゲイリー・ビジー)らによって捜査を引き渡すように命じられる。納得いかないハリガンは仲間と共に真実を突き止めようと独自で動くが、やがてその脅威の存在を知ることになる。

 

前作『プレデター』は演出、設定、新鮮さが素晴らしい作品であった。その余韻を引きずって今作を観たから、なんだかグレードが下がったなあと、生意気すぎる意見を出してしまった。でもちゃんと見直してみると、決して本作はつまらないものなんかじゃないよ!なんだったんだろう、前作では肉体派のアクションスターのシュワちゃんが主演だったから、そのあまりに強烈な印象を引きずっちゃったんかなあ?確かに本作の主演のダニー・グローバーは『リーサル・ウェポン』シリーズでもアクションをこなしているが、別に筋肉隆々ではないし、生粋のアクションスターではない。強いのか弱いのかよく分からず、プレデターに勝てるのか?と少なからず心配な印象を抱いてしまった。まあ要するに、シュワのイメージが強すぎたんですね 。

 

また、映画全体のスタイルも大きく変化している。プレデターの標的は特殊部隊から麻薬ギャングや刑事らに変わり、アクションスタイルがコマンドアクションから刑事アクションぽくなった。前作ではプレデターの存在が観客にとっても謎であり、それが徐々に明らかになっていくミステリー要素もあったが、続編ともなって本作では早い段階からプレデターの姿を拝むことができる(カモフラージュはしてるけど)。前作ではシュワちゃんらが一方的に狩りの対象になっていたのに対し、今回はどちらかというと主人公がプレデターを追うポジションになっている。事実、ハリガンは最初はプレデターの標的にはなっていなかったしね。もちろん、ハリガンにもプレデターを追う理由がしっかりあるわけで、違和感はない。この映画スタイルの変化も、面食らった理由の1つかもしれない。

 

全体的にコマンドアクションほどの派手さはないが、本作の冒頭の銃撃戦はびっくりするぐらいレベルが高い。爆発にカースタント、激しいガンアクションは、映画のラストに持ってきても通用するように感じる。特に銃撃戦はカッコよく、ガンマニアが喜びそうなほど多数のいろんな銃が登場する。だけど、ここにすごい力を入れちゃったからか、その後の映画のアクションはどことなく迫力に欠ける印象になってしまった。決してダメダメなわけじゃないよ!

 

さてさて、やっぱりファンが注目したいのは「プレデター」そのものの存在だ。本作ではプレデターという種族の在り方が大きく飛躍し、キャラ設定がより濃いものになった。まずなんといっても、武器が増えた!!リストブレイドやプラズマキャノンほどだった前作に対し、本作では槍、包んだ相手を切り裂くネット、空飛ぶ円盤型ブーメランなどかっこいいものばかりが増え、より狩人らしくなった。そして時折見せる、プレデターの騎士道。女性や戦意のない者は標的としない。いかにも戦士らしくてリアリティがある。この騎士道こそ、プレデター最大の特徴であり、また最大の弱点でもある。いくら自分が優れた武器を持っていようと、相手に合わせちゃうのがプレデターなんです 笑 ハリガンにメッタメタのギッタギタのフルボッコにされたプレデターは、持参した医療キットとコンクリの欠片で万能薬を生成し、医療技術も見せ付けてくれる。プレデター軟膏とでも名付けようか...。

 

終盤、プレデターの趣味が全開になっている棚が登場するが、一瞬だがここにはなんと○○○○○のアレが映りこむのだ!これはファンにとっては激アツであって、ここから後のあの映画につながるんやなあとしみじみ。とにかくここは見逃してはならない。

 

ゲイリー・ビジービル・パクストンなどなど、この頃の旬のキャストが集まっているのも魅力。どうでもいいけどビル・パクストンて、『エイリアン2』と本作『プレデター2』の両シリーズの2で、それぞれの2大宇宙人に殺られた唯一のキャストなんだよなあ...。

 

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  • 2017.11.21 Tuesday
  • 22:18
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    コメント
    いやぁ〜 ここまでPREDATOR2を語れるとは!!相変わらずナイスな解説です!!あっぱれ!!そう、彼の弱点は筋の通った侍魂というか、ハンターとしての揺るぎ無いスピリットだよね。だからなんとなく物語がリアル化するのかも。完全無欠なロボットではないんです。しかしあの血液の色、キレイです!!蛍光グルーンな!!個人的には彼の捕食、飯食ってるシーンとか見たいです。どー観てもアゴが強そうには見えないので、色んなアイディアに富んだアイテムでお肉を液体かしてスムージーで飲んでるとか、きっと何かあるんじゃないかな。(笑) でも、ピンチになると自爆する癖?結構潔いというか、諦めが早いのは個体によって差があるんでしょうかね? エルダープレデターからプレゼントでこれまでのハンティングツアーの歴史が伺えるのは、なるほど・・・ 色んなのをゲットしているのが分かりますね!!!
    • craftsman-w
    • 2016/10/23 11:33 PM
    Wさん
    恐れ入ります。どうせならハンティングした人間をキレイに食べて、残った骨をコレクションするって設定でもよいかもしれないですね 笑
    • Jing Fu
    • 2016/10/24 9:40 PM
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