恋するランボー『ランボー 怒りの脱出』

  • 2016.12.26 Monday
  • 20:14

JUGEMテーマ:映画

原題 Rambo first blood part 2

製作 アメリカ(1985)

監督 ジョージ・P・コスマトス

出演 シルヴェスター・スタローン、リチャード・クレンナ、ジュリア・ニクソンetc

★★★★☆

 

クリスマス、いかがお過ごしでしたか?今日はそんなクリスマスをぶっ飛ばすほどの勢いの映画を紹介します。

 

前回のラストで逮捕されたランボー(シルヴェスター・スタローン)は、服役中で重労働を課せられていた。ある日、彼の元上官であるトラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)が彼を訪ねてくる。トラウトマンによると、もしランボーがかつて彼が脱走したベトナムの捕虜収容所付近に潜入し、戦後10年以上経過した今でも捕らわれているアメリカ人の戦争捕虜の証拠写真を撮影して帰還するという極秘任務を達成したのなら、特赦で刑務所から出してやるという。説得されたランボーはそれに応じ、CIA所属のマードック(チャールズ・ネイピア)の支援のもと成り立つタイのアメリカ軍基地に降り立ち、そこからベトナムに潜入することになる。ところがランボーは、いざ収容所の有様を目にすると、任務を無視して捕虜の救出活動に乗り出す。

 

前作は、メッセージ性が強い現実的な物語であったのに対し、本作は戦闘や爆発がメインの、良く言えばエンターテインメント性が強い、悪く言えばメッセージ性の弱いアメリカのご都合主義(?)が目立つ作品である。確かに、前作と比べると作風がかなり変わっていて、よりスタローンのアクションスター性が濃くなっている。この部分がかなり賛否両論分かれる要因みたいだけど、俺はこの作品は好きだ。多分『ランボー』シリーズで1番好きだ。スタローンの鍛え抜かれた筋肉とか、惜しげもなく使用される銃弾や爆発など、全てを帳消しにしてしまう魅力が詰まってるからだ。前作が好きな人には難しいかもしれないけど、あんまり深く考えなければ、単純に娯楽作品としてかなり楽しめると思う。

 

80年代のハリウッドのアクション映画を象徴するような、豪快なアクション要素が満載。筋肉と爆発が好きなアホな男にはたまらんだろう 笑 グリーンベレー仕込みのランボーによる狩りの時間。今回は前作と違い、ソ連兵やベトナム兵らを次々にマジで殺していく描写となっているため、その手際の良さといい、殺しのバリエーションの多さといい、爽快感がすごい。何よりカッコイイのは、後のシリーズで象徴的アイテムの1つとなる、ランボーが扱う弓矢だ。一見原始的で銃に敵うわけがないと思いきや、音が鳴らないという利点があるため、ステルスキルにはもってこいなのだ。しかも先っちょを交換することができ、「チキチキチキチキ…」と音が鳴る爆薬タップリのスペシャル先っちょは、いざ着弾すれば予想以上の爆発を引き起こす。ランボーの無敵っぷりに拍車がかかる。というか、前述もしたけどこの映画の爆発は他の映画と規模が違いすぎる。映画のラストに持ってこれるような迫力の爆発しか見ることができない 笑 爆発の際には、非常に独特な、まるで怪獣の鳴き声のような爆発音が上がる。この音が個人的にはたまらんのだよなー。

 

他にも格闘やスタント、ロケットランチャーやヘリコプターなどの重火器やマシーンが多彩に登場。格闘は、やっぱりハリウッドらしく微妙なのだが、ヘリコプターの一連のシーンのリアリティさは尋常じゃない。飛行中のコックピットも何回も映るわけだが、どう見てもスタローンがマジで操縦してるようにしか見えない。どうやって撮影したんだろ。ランボーが敵のヘリを奪ったと思いきや、そのヘリよりも更にレベルが上の重装備ヘリが、シリーズのお馴染みになる悪役登場時のBGMと共に登場する。夕日をバックにした、この絶望感溢れる怪物の登場という演出には心が躍る。ミサイルスイッチを連打しまくったポドフスキーの指にスイッチ跡がついちゃってるなど、芸も細かい。

 

ベトナム兵の鬼軍曹役には、ジョージ・チェンという役者が起用されている。『ラッシュアワー』や『リーサルウェポン4』など、アジア人が絡むようなハリウッド映画においてはちょくちょく見かける脇役の人だ。多分本作の役柄が1番大きいんじゃないだろうか。この軍曹がうざくってうざくてそりゃあもう…。また、マードックの部下の1人、ランボーをタイの基地に迎え入れるも後にタマを潰されるへリの操縦士は、これまた名脇役のマーティン・コーブB級〜Z級のアクション、ホラー、パニックなどには山ほど出演している。有名どころで言えば、『ベストキッド』の悪い先生だ。ごつすぎる顔が特徴の彼は、後に『ランボー者』に主演しており、本家と便乗作品の両方に出演しているよく分からん立場になってる 笑

 

単純明快さが世界中の観客に受けたんだろうけど、批評家からの評価は中々酷かったらしい。ラストには確かにメッセージ性のあるセリフがあるけど、前作と比べると弱い。余談だけど、劇中でランボーが「Expendable(捨て石)」と口にする。スタローンファンは聞き逃さないようにね。『ランボー』シリーズ唯一の甘いキスシーンも注目。

 

 

 

 

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  • 2017.04.24 Monday
  • 20:14
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    コメント
    これは、数あるランボー作品の中でもBESTだと思います。ヘリに乗れず取り残される時のジョンの悲しそうな顔。現地諜報員のコー・バオは意外とキレイ目で… よかったです。あと、あの蒸し暑そうな作戦室で缶コーラを飲むシーン。あれはうまそうに見えました。
    • craftsman-w
    • 2016/12/26 8:29 PM
    Wさん
    やっぱりランボーのベスト作品ですよね!すごい細かいところまで観ていて恐れ入りました。
    • Jing Fu
    • 2016/12/28 1:07 PM
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